放射線と紫外線の違い
放射線と言っても、アルファー線、ベーター線、ガンマー線、中性子線と色々あるのですが、皆さんが手に出来る多くの測定器はガンマー線という電磁波を測定するものが多いようです。
そこで、ガンマー線と紫外線の危険性を比較します。
まず、皆さんが知っている電波は電磁波で、電磁波の中でもエネルギーの弱いもので、紫外線はもっとエネルギーが強く、ガンマー線はさらにエネルギーが強い、X線は紫外線とガンマー線の間の強さです。
ここで、最も大事なことは、この比較は「電磁波一個当たりのエネルギー」だということです。
電磁波は、「波」ですが、アインシュタインの光量子仮説から、波はエネルギーの塊で、一個二個と数えられるということが分かっています。
電磁波のエネルギーは、波長に反比例しますから、波長が1万倍になればエネルギーは1万分の1になるのです。
紫外線もガンマー線も色々な波長のものがありますが、最も強い紫外線と最も弱いガンマー線を比較するとおおよそ1千倍ガンマー線の方が強いと言えます。
ガンマー線の定義から言うとエネルギーの上限がないので、簡単に比較できないのですが、一般的に観測されているガンマー線の波長がわかれば比較できます。
さて、ここで問題なのが、1個当たりのエネルギーだけでは体にどれくらいの影響があるかわからないという事です。
色々な放射線医学の先生たちが結論できないのはそれがわからないからだと思います。
要するに、たくさん浴びれば紫外線の方が怖いのです。「日焼けサロンも考えものだ」と言う事です。
整理してみましょう。
①地表で受ける紫外線の数はガンマー線の数とは比較にならないほど多いから、数量だけでいえば、紫外線は多量の細胞に影響があるが、ガンマー線は少数の細胞に影響がある。
②紫外線は皮膚の表面の細胞に影響があるが、ガンマー線は体の内部にまで影響できる。
③紫外線の影響については症例が多いが、ガンマー線の影響については症例が少ない。
③については、原発は50年ぐらいの歴史があるので、現場で働いていた人たちの健康調査でいくらかは判るはずなのですが、子供についてはやはり症例はないと思います。
もう一つ、「半減期が長いのでセシウムの方が心配だ」と言う説について説明します。
半減期と言うのは、放射性物質が壊れて行って放射性ではない物質に変化し、量が半分になるまでの時間、簡単に言うと放射性物質の寿命です。ここで注意したいのが、寿命が長い方がたくさんの放射線を出すと言う事ではありません。
なぜなら、一般的にいえば、早く半分になると言う事は早く壊れていくという事を示し、たくさんの放射線を短期間に出すという事です。
逆にいえば、半減期が長い物質の方が少しずつしか放射線を出さないという事です。
内部被ばくについて心配されていますが、人間の細胞は数カ月の間に作りかえられてしまうので、放射性物質も多くは排出されます。骨だけは時間がかかるらしく、そこにたまった放射性物質が放射線を出して影響することが心配されているわけです。
ちなみに、肺の中にたまったニコチンや毎日吸う排気ガスの有害物質は、直接、化学反応します。
がん発生率など、放射線の影響はどの化学物質と同じかを知ることで、より理解が進むので、もっとデータを出してほしいと思います。
半減期が長いセシウムの心配は、今の地表からの放射線の量(外部被ばく)が今後も続く点にあります。
原発の事故前の年間平均2mSvの数倍ぐらいなら心配はありませんが、桁が一つ違うほどになると対策をした方がよいでしょう。
また、同じ電磁波の携帯電話や電子レンジ、微弱放射線を出しているブラウン管、なども、使い方によっては危険です。もちろん、極端に長時間や接近していなければ大丈夫です。
そこで、ガンマー線と紫外線の危険性を比較します。
まず、皆さんが知っている電波は電磁波で、電磁波の中でもエネルギーの弱いもので、紫外線はもっとエネルギーが強く、ガンマー線はさらにエネルギーが強い、X線は紫外線とガンマー線の間の強さです。
ここで、最も大事なことは、この比較は「電磁波一個当たりのエネルギー」だということです。
電磁波は、「波」ですが、アインシュタインの光量子仮説から、波はエネルギーの塊で、一個二個と数えられるということが分かっています。
電磁波のエネルギーは、波長に反比例しますから、波長が1万倍になればエネルギーは1万分の1になるのです。
紫外線もガンマー線も色々な波長のものがありますが、最も強い紫外線と最も弱いガンマー線を比較するとおおよそ1千倍ガンマー線の方が強いと言えます。
ガンマー線の定義から言うとエネルギーの上限がないので、簡単に比較できないのですが、一般的に観測されているガンマー線の波長がわかれば比較できます。
さて、ここで問題なのが、1個当たりのエネルギーだけでは体にどれくらいの影響があるかわからないという事です。
色々な放射線医学の先生たちが結論できないのはそれがわからないからだと思います。
要するに、たくさん浴びれば紫外線の方が怖いのです。「日焼けサロンも考えものだ」と言う事です。
整理してみましょう。
①地表で受ける紫外線の数はガンマー線の数とは比較にならないほど多いから、数量だけでいえば、紫外線は多量の細胞に影響があるが、ガンマー線は少数の細胞に影響がある。
②紫外線は皮膚の表面の細胞に影響があるが、ガンマー線は体の内部にまで影響できる。
③紫外線の影響については症例が多いが、ガンマー線の影響については症例が少ない。
③については、原発は50年ぐらいの歴史があるので、現場で働いていた人たちの健康調査でいくらかは判るはずなのですが、子供についてはやはり症例はないと思います。
もう一つ、「半減期が長いのでセシウムの方が心配だ」と言う説について説明します。
半減期と言うのは、放射性物質が壊れて行って放射性ではない物質に変化し、量が半分になるまでの時間、簡単に言うと放射性物質の寿命です。ここで注意したいのが、寿命が長い方がたくさんの放射線を出すと言う事ではありません。
なぜなら、一般的にいえば、早く半分になると言う事は早く壊れていくという事を示し、たくさんの放射線を短期間に出すという事です。
逆にいえば、半減期が長い物質の方が少しずつしか放射線を出さないという事です。
内部被ばくについて心配されていますが、人間の細胞は数カ月の間に作りかえられてしまうので、放射性物質も多くは排出されます。骨だけは時間がかかるらしく、そこにたまった放射性物質が放射線を出して影響することが心配されているわけです。
ちなみに、肺の中にたまったニコチンや毎日吸う排気ガスの有害物質は、直接、化学反応します。
がん発生率など、放射線の影響はどの化学物質と同じかを知ることで、より理解が進むので、もっとデータを出してほしいと思います。
半減期が長いセシウムの心配は、今の地表からの放射線の量(外部被ばく)が今後も続く点にあります。
原発の事故前の年間平均2mSvの数倍ぐらいなら心配はありませんが、桁が一つ違うほどになると対策をした方がよいでしょう。
また、同じ電磁波の携帯電話や電子レンジ、微弱放射線を出しているブラウン管、なども、使い方によっては危険です。もちろん、極端に長時間や接近していなければ大丈夫です。